福祉現場の現状

naoのブログ

主に福祉業界のことについてお話できればと存じます。異業種についても触れていきます。

これから介護を目指す方に見て頂きたい。高齢者の昼夜逆転の実態

こんばんわ。naoです。




本日は高齢者に多い昼夜逆転について書かせて頂こうと思います。




高齢者の昼夜逆転は寝つきが悪く、眠りが浅いのが特徴で、特に認知症の高齢者になると薬がないとほとんど眠れなくなる方がおられたりします。



(その他に夜間せん妄やレビー小体型認知症等の影響もあります。詳しくはググってみてください)





特に自宅から施設に来られた利用者はなかなか寝付けず、適応されるのにも時間がかかります。





また、夜間帯に居室からでてこられ、各居室をノックをしたり、入ったり、大きな声を出したり、「家に帰りたい」(帰宅願望)と玄関前で座り込んだりと、認知症の進行度合いによって違いますが、本当に支援員は疲弊します。



そのため睡眠導入剤を提供しますが、人によっては効果がみられず、逆にふらつきを誘発、転倒事故につながるというケースを何度も見てきました。




まあ薬を飲んで頂くのも被害妄想(例:薬を飲ませようとする行為が殺しに来ているの勘違いする)というものが働き、素直に薬を飲んで頂けない方もいるので、飲んで頂くまでの流れもなかなか骨が折れました。





このように昼夜逆転重篤な方に対しては薬にてコントロールを図ろうとしますが、薬が合わずに結局眠れないということが多くありました。




このような方は薬がどんどん増えたり、きつくなっていくので次第にADLが下がっていき、退所されていきます。






身体に合わない薬を提供され続けたら身体に負担がかかるばかりですよね。





正直薬漬けにするのはどうかと思うことは多々ありました。しかし、薬を飲んで頂かないと支援員の体力が持たなくなるので複雑です。





これらのことをを踏まえ、レスパイトケアの必要性を感じました。





レスパイトとは休憩という意味があり、一時的に病院に入院して頂くことを指します。この入院で薬の調整を行ったり、支援員の負担を一時的に減らすことができます。




ただ、私が働いていた施設は株式会社が母体のため、常に稼働率を意識させられていました。




稼働率は利用者が一日でも入院すると下がり、一日分の利用費も頂けないので、入院はさせるなというのが上からの指令でした。



何度か入院して頂くように提案するも実現することはありませんでした。



おそらく「お前らはプロだからそれくらいなんとかしろ」とでも思っていたんだしょうね。




愚痴になりました。話しを戻します。





結論昼夜逆転の利用者がおられる場合は、どうしても薬によるコントロールが主になります。







もし、いつもと違う行動をされた場合はすぐに上司に伝えてくださいね。




最後に後悔しない職場選びは、求人情報だけでうのみにしない、必ず職場を見学してください。


求人票には見えていないものを自身の目で見ることができると思いますよ。






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でわ。