福祉現場の現状

naoのブログ

主に福祉業界のことについてお話できればと存じます。異業種についても触れていきます。

夜勤業務未経験の方に読んで頂きたい・・介護施設の夜勤について

こんばんわ。naoです。


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本日は介護施設の夜勤業務についてお話ししましょうか。(介護付き有料老人ホームでの話です。)


夜勤業務はとても大変です。


私は正直あまり好きではありません。



でも皆様のお力になれるような内容を簡潔に書こうかと思います。




きちんとやることをやれば何も怖いことはありません。



未経験のあなたに特に読んで頂きたいです。


是非参考にしてください。



夜勤は一人で業務をすることが多い

うるさい上司や管理者を気にしなくていい

私の場合、夜勤業務は夕食終了後、利用者を居室へ誘導、ナイトケアや服薬提供、トイレ介助を行いました。


夕食後から2時間くらいはバタバタしていました。


ただ、これを終えると定期巡回以外は自由な時間。


うるさい上司や管理者から何も言われないのは気持ち的に楽ですよね。


後、夕食やスマホをいじったり、のびのびできます。。。眠らない利用者がいなければね。



眠らない利用者の対応がとにかく大変


認知症の方に多いですが、昼夜逆転されている利用者は、本当に眠らない。。



センサーマットは鳴るわ、トイレばかり行く、帰宅願望が強く夜中に脱走を試みたりと、これらをほぼ一人で対応しなければならないので結構大変です。


薬を使用して、眠らなければ副作用でふらつきの危険があります。


転倒すれば、こちらの責任になるので、服用後薬が効かない時は白目向いていましたね。。(笑)


これらの利用者の対応をしつつ、巡回はとても大変でした。(どうしても無理な場合は他階の職員を呼びました)



こうして夜寝ない利用者への対応は、ひたすら傾聴してましたね。


プライベートな内容はあまり推奨されないかもですが、よく利用者に恋愛相談や家族のことを話して、夜を過ごしました。


意外と利用者との話しは楽しかったです。


そうすると利用者も落ち着くのか寝てくださってましたね。


帰宅願望の強い方へのアプローチは


「家でどんなことやっていたか」「昔はどんなことをしていた等」


話しを聞くようにしていました。


誰しも家に帰りたいですから、帰宅願望を持たれるのは仕方のないこと。


そこは忘れず対応を。


感情に任せていればイライラするだけ。


どうすれば落ち着くのかは利用者によって違いますから、関係を通じていいか関わり方を見つけていきましょう。




救急搬送

自分の判断で利用者の生死を分ける




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定期巡回で異変を察知できなければ、利用者はそのまま亡くなってしまうかもしれません。


基本的にフロアを一人で巡回するために、かなり気を配る必要があります。


様子がおかしければ、すぐに他職員に確認、ワンオペなら救急車ないし、オンコールの看護師に連絡が必要です。


即行動が大事です。

救急搬送の手順は前もって確認を


救急車を呼んだだけで待っていると、確実に救急隊員に怒られます。



何故なら介護施設は年に何件も救急搬送を行い、救急搬送に関して素人ではないとみなされるからです。



では何をすべきか?


電話の際に状態、バイタル(血圧や脈拍、SPO2)伝えるのはもちろんですが、


受け入れ先の病院の確保、利用者の既往歴の確認、医療証等の準備です。


病院に関しては確保できていなければ、その旨を伝えれば特に何もいわれません。


病院に連絡できていないと結構怒られました。


朝ちゃんと教えてくださいよって上司に忠告したのが懐かしいですね


手順さえ把握しとけば、スムーズに行えますので確認してください。


休憩

必ずしもできるとは限らない


夜勤中の休憩時間は書面上あると思います。


ただ、実際とることが難しいことがあります。


ワンオペの夜勤だったり、救急搬送だったり、不穏の利用者の対応等。


きっちり休憩するのは難しいです。


仮に休憩があっても休むのは気休めですね。


夜勤前は自宅でしっかり休むことを強く勧めます。

朝について

モーニングケアは時間との闘い


モーニングケアから朝食まで限られた時間しかありません。


これが本当に体力が取られる。。


更衣、車いすに移乗、トイレ介助等早めに行動しないと間に合わない。


そのため利用者の方に早めに起きて頂きました。


今思えば申し訳なかったですね。


ゆっくり眠りたいと思いますから。



後、お食事中の方は申し訳ありませんが・・


下剤がかかっている利用者の方、朝方に大量に出しちゃってるんですよね。


本当に朝の割合が高かった。


この現場を鎮めるのにだいぶ時間がかかるため、他の職員に助けて頂くように声をかけていました。


便を失敗された方はよく謝ってこられたので


お気になされないように他の話題を振ったり、笑顔で対応していました。


意思疎通ができない方に対しては丁寧にかつ綺麗に介助を行いました。


申し送りは正確にかつ簡潔に


夜間の申し送りは日勤者に夜間の情報を伝える大切なものになります。


そのため、あったことを正確に伝える必要があります。


後は申し送りに時間をかけすぎることはできないので、簡潔に伝えましょう。


5分くらいで十分だと思います。



もし災害が起きてしまったら

ご自身の命を大切にしてください

昨今災害により、被害を受けてしまった施設が数多くあります。


「もし自分が働いている時になったらどうしよう」


と思う方がいるかと思います。


自身の命を大切にしてください。

もちろん最低限利用者を救うことも大事です。


でもできないこともあります。


誰からも責められません。


利用者を見捨てることは本当に辛いことです。


私も一生引きずると思います。


でも一番は自身の命です。




心にとめておいてください。


利用者との関係は仕事上での関係ですから。








最後に


いかがでしたか?



参考になると書いたかいがあります。


福祉の仕事はコミュニケーションがとても大事です。


これは夜勤においてもです。


お話しが好きな方はオススメです。


介助技術やその他業務なんて正直すぐに慣れますから。


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では