福祉現場の現状

naoのブログ

主に福祉業界のことについてお話できればと存じます。異業種についても触れていきます。

利用者の頭痛訴えをあなどるなかれ

こんばんわ。naoです。


本日は利用者の頭痛訴えにフォーカスを当てたいと思います。


f:id:naotomo0601:20180927220557j:plain




利用者が頭痛を訴えたら……

すぐにバイタルを取る


「頭が痛い」と利用者が訴えたら、すぐにバイタル(血圧、脈拍、spo2)を測ったほうがいいですよ。


口癖のように言っている利用者だとしても。


バイタルを測り終え、異常値を計測したら意思疎通がとれる方なら、指を顔の前に持っていき、


「これは何本」と聞いてみるといいです。


脳に何らかの異常がある際、目の焦点が合わないのか全然違う答えをおっしゃられます。



(1本しかあげていないのに3本と言ったり)


救急搬送を急ぐ。


バイタルに異常があり、頭痛が収まらない場合はすぐに救急搬送を行ってください。


私が夜勤中にふとある居室に入ると(正規の巡回時間ではなく、何かを感じたため)


頭を抱え座り込んでいる利用者がいました。


酷い頭痛を訴え、血圧も上が250、下が150以上といつもの血圧よりもかなり高い数値が出ていたために、


すぐに救急搬送を行いましたが、結局病院で亡くなってしまわれました。


病名はクモ膜下出血でした。


決して遅くはなく、むしろ早い段階で発見できていたと施設長から言われたのをよく覚えています。


(施設で亡くなられてしまわれると警察が入るので大変だと……)


でも早く発見しても助けられなかったことを数日引きずっていました。

明らかにいつもと様子が違う


日頃から「あれが痛いこれが痛い」とおっしゃられる利用者がいるとは思いますが、


実際に痛い時は様子がいつもと違うと思います。

何が違うと言われると、顔面が赤くなっている又は蒼白、けいれんしているなどいつもと違うことです。


経験がなくても、真摯に仕事に取り組んでいれば気づくことができます。



いつもと違う様子が見られたらバイタル測定をすぐにしましょう。

最後に


早期に発見できれば助かる可能性が少しでも高くなると思います。


異常に気づいたらすぐにバイタル測定をする癖をつけましょう。