有料老人ホームの一日の流れ②
こんばんわ。naoです。
本日は昨日の続きを書かせて頂こうと思います。(有料老人ホームの一日の流れ①を見ていない方はそちらを先に読んでくださいね)
昼食前になると口腔体操を行い、誤嚥を予防する体操を行っていました。
その後食事提供を行います。
食事に関しては利用者が飽きないように季節ごとに限定メニューを提供したり、苦手なものは提供しないということを行っておりました。
また、一人ひとりの嚥下状態に応じて刻んだり、トロミ食を提供します。
食事介助が必要な方に対しては、その人に合ったペースで食べて頂くことが大事です。
まれに支援者のペースで食事介助していることがあったのですが、これは絶対してはいけません。
誤嚥に繋がりますから。
誤嚥しないように利用者のペースに合わせて仕事していないのかがよくわかります。
誤嚥性肺炎による高齢者の死亡率はかなり高いので、現場で働くことになれば必ず聞く言葉になります。
皆さんも誤嚥性肺炎という言葉を覚えてください。そして調べてください。(私が説明するより確実ですし、自身で調べた方が頭に残りますので)
余談になりますが、お昼に関しては300円払うと利用者と同じものを食べることができました。(白ご飯お替り自由)
1人暮らしの私にとってはとてもありがたかったです。
食事が終わり、ひと段落すると風呂がある日は風呂を再開、それ以外はおやつの時間までレクリエーションを行います。
カラオケや季節に合った壁画作り、折り紙を違う施設では家庭菜園などを行っていました。
比較的女性の参加率が高いのですが、男性は部屋にこもりっきりの方が多く、いかにしてレクリエーションに参加し、他の方々と交流して頂くかを考えるのによく悩んでいました。
レクリエーションが終わると機能訓練を行います。これはADL(日常生活動作)の維持向上の一環として取り組んでいました。
簡単な運動を行うのですが、それを毎日行うだけでもだいぶ違うようです。
機能訓練が終わると15:00頃になりおやつの時間になります。
普通の袋菓子の提供があったり、季節に合ったお菓子を職員が作って提供したりしていました。
おやつが終わると夜勤者が到着し、排泄介助を行います。
排泄介助は3時間に1回ほどのペースで行っていて、これはおむつの方だけではなく、一人で歩ける方でもこちらが声をかけないとトイレに行けなかったりするので(認知症の影響)注意が必要です。
ただ、おむつを履いている人の中には足のむくみを抑えるために、利尿剤を飲んでいる方がおり、3時間に一回だと、おむつがぼとぼとになってしまうので、そういう方はまめにみてあげることが必要です。
また、自身でトイレに行かれる方も認知症の進行により、汚染した下着を身に着けていたり、パットと呼ばれる吸水シート勝手に外してトイレに詰めたり、便を触ったりされる方がいるので注意が必要です。
そういう方がトイレに行った後は確認してもらうのが確実ですが、その際プライドが高い方や認知症の進行による被害妄想により、確認が困難な場合があります。
そのためその人が落ち着いて確認させてもらえるような声掛けが必要となります。(私はよくその人の昔話や好きな話を聞いてから確認させて頂いてました)
話しを戻しまして、おやつ後の利用者は各々の時間を大広間で過ごされたり、居室で過ごされます。
夕食の時間になると昼食と同じように体操を行い、夕食を提供します。
この時間になると、日勤者と早出はいないので人数が少なくなります。
また、食事を終えた人か居室へ誘導が始まるのでバタバタします。
居室誘導は3名の夜勤者が50人近くを誘導することになるので、転倒事故のリスクが高い時間帯になります。
(高齢者の転倒による骨折は場合によって寝たきりになる可能性をはらんでいるので注意が必要です)
誘導後は、自力で口腔ケアや着替え、排泄ができない人の介助を行います。
夜勤はこの時間帯と朝の誘導がかなり大変でした。
そのため遅番(うちは2人体制)が全員分の配薬を行うため、誤薬、落薬が多い時間帯になります。
遅番はこの業務が大変ですが、これを終えると帰れました。
夜勤業務についてはまた後日書こうと思います。
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では