【福祉】信頼関係=より親密な関係ではない
こんばんわ。naoです。
皆さんはラポールという言葉を聞いたことはありませんか?
ラポールとは信頼関係のことを指します。
福祉業界では基本用語になります。
ラポールは支援する際に築き上げる必要があります。
そのため利用者の生活歴や特徴の把握等を把握し、支援していく必要があります。(アセスメントシートは必ず確認ですね)
何も知らない状態で他の人と同じように介護をしてしまえば、利用者に恐怖を植え付けたり、ケガをさせてしまうことがあります。
”信頼関係=安心安全を提供する”
というのが私は等しく成り立っているのではないかと考えています。
ただ、親密な関係になることは間違っていると私は断言します。
弊害をはらんでいるからです
あなたの言うことしか聞かなくなる
コミュニケーションをとることはとても大切なことです。
ただ、特定の利用者にだけ優しくしたり、
確証のない不確定要素な出来事に対して、「私がなんとかします」と言ったり等をしていると
関係が深まっていきますが、どんどん”あなた”の言うことしか信じなくなります。
そうなると他の職員が支援に入ったら不穏になってしまったり、介護拒否に繋がる恐れがあります。
我々支援員は利用者に対して、「サービスを提供しお金を頂く関係である」ということを忘れてはならない
何が言いたいかと言うと、私たちは利用者にサービスを提供するのが仕事で、私情を介してはならないということです。
一見非道に見えますが、福祉で働くものにとって必要なマインドだと私は思います。
私情を介せばラポールを築けると勘違いされている方も多いのではないでしょうか?
確かに親密な関係にはなれるでしょう。
ただ、ラポールは形成されませんし、あなたに対して「甘え」がでてくるだけだと思います。
ラポールは介護技術や傾聴などを繰り返し行っていくことにより、徐々に形成されていくものです。
安心安全を提供できれば、利用者もあなたのことを信じ初めて来ると思います。
最後に
利用者のことを深く知ることは大事です。
ただ、我々の仕事は「利用者と親密な関係になること」ではないということを頭に入れておいてください。
サービスを提供する過程で必要なのはラポールです。
では。