福祉現場の現状

naoのブログ

主に福祉業界のことについてお話できればと存じます。異業種についても触れていきます。

【介護】介護業界の実情。人手不足によって起こりうることとは……(面接で絶対に聞いたほうがいい質問も掲載)

こんばんわ。naoです。


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本日は帰ってからくしゃみがとまりません。。


風邪の引き初めかもしれませんね。


暖かい恰好をして早めに寝ます。



本日は人手不足について焦点を当てましょうか。



はじめに

福祉の世界ではよく聞く人手不足という言葉。


私の前職の企業の有料老人ホームはどこも人手不足。(50施設)



夜勤が9回以上という同僚が半数以上、中には役職が居ないからと半年で副主任になった同僚が居ました。



そんな状況でも会社は新規の施設を作り続けていました。(もちろん今も)


これでは人員不足が改善するどころかさらに拍車がかかりますよね。



人手不足が招くこととは?

人手不足で一番の被害者は利用者


人手不足に陥ると、見守りしかできずに、一人ひとりに対しての手厚い支援などほぼ不可能です。


見守りしかできないと、認知症の進行に繋がります。(大広間に来ずに居室で過ごされる方は特に)


利用者本位で考えるのなら、本来そういう施設が多数ある地点で建設を辞めるべきだと思います。



売り上げはとても大事です。


ただ、既存施設の人手を補充し、常に満床近く保てば黒字経営は可能だと思います。


少なくとも私の親が介護施設に入るとしたら、ここだけはいれたくないです。


介護の本質は利用者に対して支援することがメインです。見守りがメインではないのです。

防げる事故が防げない


認知症が進行すると、まともに歩けないのにも関わらず、無理やり歩いて転倒し、頭を打ってしまうことがあります。


こういった方々は見守りが効く大広間で過ごして頂くことが多かったですが、時に20人近くを2人でみないといけないことがあり、


その二人が気づいていない時に、不意に立たれてしまうと間に合わず、転倒してしまうということがありました。


人手が居れば防ぐことができたので本当に悔やみました。

急な出勤が多くなる


急遽欠勤者が出ると、すぐに出勤依頼が来ます。


人手不足だと、正職員は休日出勤のターゲットとされます。


休みにも関わらず「出勤してほしい」との依頼があることは少なくありません。


休みなのに気持ちが全く休まらないです。


面接に来た人をとりあえず採用する


ヘルパーで経験があればほぼ落ちませんね。


力量関係なくね。


なので適応できずすぐに辞めてしまうことが多々あります。



また、チームワークを乱すような人も雇うので、働いている人の不満を買う原因にもなります。


役職が欲しい方はすぐに役職を持てる


唯一のメリットでしょうか。


仕事量がとても多く、割と直ぐに役職を持てます。


3年ほどで施設長になることも夢ではありません。


ただし、ほとんど休みがないことは頭に入れておいた方がいいですよ。


人手不足の施設に入らないためには


面接の際に聞いたほうがいいのが


「利用者数何人に対して日中、夜勤は何人の職員で回すのか」

「要介護度の平均は?」

ここを必ず聞くことです。


例えば50人に対して、日勤4人しかいない施設は要介護度平均関わらず、入るのはやめた方がいいです。



要介護度が低くても、今後必ず上がりますし、上がっても職員が雇えない場合は相当激務になります。



そして一見人手が足りてそうに見えても要介護度が高いと、人手不足と言えることがあります。



例えば50人に対して、6人の介護士がいるとします。


これだけで見ると一見大丈夫そうに見えますが、


ただし、平均介護度4以上、徘徊老人多数となると、この人数でも厳しくなりますし、退職者も増える傾向があります。


退職者がでると6人という人数は維持できなくなります。



また、利用者を入居させようとやみくもに人を入れる施設長だと、要介護度関係なしで入居させようとします。


そういう人は基本的に要介護度5の方が多いです。それか癖のある人ですね。


この二つの質問である程度人手不足か判断できると思いますよ。


最後に


いかがでしたか?



もし人手不足でしんどい思いをしておられる方は転職してもいいかもしれません。


hukushinogennzyoh.hatenablog.com


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こちらを参考にしてみてください。


では。